資生堂子ども財団奨学金とは
社会的養護下で暮らす高校生を対象とする給付型奨学金です。
大学、短大、専門学校に進学する子どもたちに、年50万円を給付します。 加えて、交流会の開催や生活用品の支給も行っています。当財団設立35周年事業として2007年に開始された本奨学金は、これまで88名の奨学生を支援してきました。
募集内容
2023年度(2023年4月入学)募集
※2023年度(2023年4月入学)の募集は締め切りました。
2024年度(2024年4月入学)の募集については、2023年7月に案内予定です。
- 募集対象者
以下の①~③を満たす方を対象とします。
①児童養護施設、児童心理治療施設、児童自立支援施設、母子生活支援施設、自立援助ホーム、養育里親家庭またはファミリーホームのいずれかで生活している高校3年生・高等学校修了者・高等学校卒業程度認定試験合格者
②大学・短期大学・専門学校への進学を希望している方(希望学部や学科は問いません)
③進学後も児童とコミュニケーションを図り、アフターケアを行うことが出来る者(施設長もしくは里親)がいる方
- 支給内容
年間50万円を定額(4月と10月は10万円、それ以外の月は3万円)で給付します。
- 支給期間
正規の最短修学期間とし、退学・休学・留年の際は助成を打ち切ります。但し、病気や事故等やむを得ない場合は事情を考慮することがあります。
- 募集人数
5名程度
- 応募書類
【1】奨学金申込書(児童本人が記入してください。)
進学希望が複数ある場合は第3希望まで記入してください。
【2】推薦書(施設長または里親が記入してください。)
【3】作文「なりたい自分の将来像を実現するために」
※当財団指定の原稿用紙を使用してください。(400字詰め原稿用紙に3枚以内)
※「進学をして学びたいこと、その理由」「将来進みたい進路や就きたい職業」
「勉強以外にが学生生活でチャレンジしてみたいこと」などを中心に記載してください。
※鉛筆(Bまたは2B)または黒ボールペン使用で、自筆に限ります。
【4】収支計画書(児童本人が記入してください。)
【5】調査書または成績証明書
2023年3月に卒業予定の方:1年次~3年次前期または1学期までのもの、開封及びコピー不可
既卒の方:1年次~3年次のもの、開封及びコピー不可
高等学校卒業程度認定試験合格の方:合格成績証明書、開封及びコピー不可
*応募書類に不備がある場合は選考対象外となりますのでご注意ください。
*応募書類は返却しません。
- 応募書類送付先
〒104-0061 東京都中央区銀座7-5-5 (公財)資生堂子ども財団 奨学金事務局
※9月20日(火)必着(当日消印有効)
- スケジュール
書類審査と面接審査を経て最終決定します。
書類審査結果(11月下旬)、面接審査結果(12月下旬)は、本人と施設長・里親に通知します。
補欠合格の場合はその旨を通知し、繰り上げ合格の場合は2023年3月下旬までに連絡します。
選考経過や個別の採否の事由については一切お答えできません。
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奨学生を応援する活動
奨学金給付以外にも様々な取り組みを通じて奨学生の学生生活を応援しています。
- 奨学生交流会
同じ奨学生として互いに支え合う関係を築く機会として、活動報告や気軽なおしゃべりをするオンラインでの交流会を年に数回開催しています。限られた時間の中でも楽しくリフレッシュして前向きな気持ちになってもらえるよう、奨学生が主体的に参加できるプログラムを実施しています。
- 「ぎんざ通信」
学業と自立した生活の両立に日々忙しく奮闘する奨学生たちの力になりたいという想いから、お盆や年末年始などの長期休暇に合わせて、暮らしに役立つ情報メッセージと食品や日用品を詰め込んだ「ぎんざ通信」を送付しています。
現役奨学生の声
奨学金制度へのご支援
奨学金の一部は資生堂カメリアファンド(花椿基金)の支援を受けています。同ファンドは、資生堂グループ従業員および社友からの寄附金により、社会課題の解決に取り組むNPOやNGO団体を支援する社会貢献活動であり、当財団を含む8団体への寄附を行っています。
また、株式会社資生堂は、株主優待のメニューの一つとして当財団の奨学金制度への寄附コースを提供しています。2022年度は700名超の株主の方々にご支援いただきました。