2024.03.27

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3/7(木) 第2回「子ども財団cafe」開催!テーマは「児童養護施設で暮らす子どもたちの日常」

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資生堂子ども財団 「子ども財団café」

「子ども財団cafe」とは

資生堂子ども財団が様々なゲストを招き、「日本に暮らす子どもたちを取り巻く現状」について資生堂グループ社員に向けてお届けするオンラインセッションのことです。参加者に「これまで知らなかったこと」や「社会の中で自分ができること」を発見するきっかけを届けるため、昨年10月に「子ども財団cafe」をスタートしました。
第2回「子ども財団cafe」は、下記内容で実施しました。

日時  2024年3月7日(木) 18:30~19:35
形態  オンライン(Zoom)
テーマ  「児童養護施設で暮らす子どもたちの日常」
ゲストスピーカー  児童養護施設 子供の家 統括職・心理職
 楢原 真也氏
参加者数  約60名

ゲストスピーカー 楢原 真也氏について

児童養護施設 子供の家 統括職・心理職。日本ソーシャルペダゴジー学会理事。大学院修了後、児童養護施設で児童指導員や心理職として勤務。子どもの虹情報研修センター主任を経て、2015年より現職。公認心理師、臨床心理士、人間学博士。
著書には、『児童養護施設で暮らすということ 子どもたちと紡ぐ物語(日本評論社)のほか、『子ども虐待と治療的養育―児童養護施設におけるライフストーリーワークの展開』(金剛出版)、『ライフストーリーワーク入門』(編著、明石書店)、『ソーシャルペダゴジーから考える施設養育の新たな挑戦』(監訳、明石書店)など。
資生堂子ども財団主催「資生堂児童福祉海外研修」第43回ドイツ・ルーマニア研修にも団員として参加されました。

今回のテーマ「児童養護施設で暮らす子どもたちの日常」について

日本には親と離れ、施設や里親等のもとで暮らす子どもたちが約42,000人おり、そのうち約23,000人が児童養護施設で暮らしています。児童福祉に携わる機会が少ない方にとって、「児童養護施設」という言葉を耳にしたことはあるものの、そこで暮らす子どもたちの日々の暮らしや様子について詳しく話を聞く機会はあまり多くありません。今回は、現役職員である楢原氏(児童養護施設 子供の家 統括職・心理職)からみた、子どもたちの暮らしの様子をお届けすることで、参加者が新しい気づきを得る機会を提供したい!という想いで、本テーマを採用しました。

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当日の様子をお届けします♪

楢原氏には、35分間のプレゼンの中で、日々のエピソードを交えながら、児童養護施設で暮らす子どもたちの多くは育ちの中で逆境的な体験をしており、日常生活において困難を伴う場合が多いことや、彼らの育ちを支える職員には高度な専門性が求められていることなど、さまざまなお話をシェアいただきました。その他にも「子どもは社会全体で育むことが必要だ」という力強いメッセージや仕事に対する情熱は特に参加者の心を大きく動かし、参加満足度は5段階中4.7を記録しました。
楢原氏のお話の後は質疑応答の時間を設け、参加者から「今の自分でできる少しの関わりから始めたい。子どもたちとどのような接点が持つことができますか?」や「職員はどのような勤務時間帯で働かれているのですか?」といった質問があがりました。

その後、資生堂子ども財団の主要事業として、施設や里親のもとで暮らす学生を対象に実施している「資生堂子ども財団奨学金」や「自立支援セミナー」のほか、施設職員を対象とした「資生堂児童福祉海外研修」の活動紹介をを行い、第2回「子ども財団cafe」は終了しました。

参加者の声が届いています!

(Aさん)楢原さんのお話全てが学びでした。子どもは親を選んで生まれてくることができない。社会全体で子どもを守り育てる、できる人がやる、そんな意識をたくさんの人が持てる社会になってほしいです。
(Bさん)児童養護施設で暮らす子どもたちの実情や心情を知ることができ、自分がどのように関わることができるかと考える機会となりました。
(Cさん)施設で働かれている方の志が素晴らしいことはもちろんのこと、子どもたちの未来に向けて支援できることは何か?と考える機会を頂いたことが収穫でした。
(Dさん)子どもたちがとる言動には全て理由がある、その背景に気づいてあげる大切さに気付くことができました。

資生堂子ども財団は、これからもより多くの資生堂グループ社員に「日本に暮らす子どもたちを取り巻く現状」を知っていただくため、継続して子ども財団cafeを開催する予定です。次回の開催報告をお楽しみに♪

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