公益財団法人資生堂子ども財団は、2024年3月3日(日)に、2023年度「社会への巣立ちフェスティバル」を開催しました。
開催概要は以下の通りです。

＜開催日時＞　2024年3月3日（日） 9:30～16:00
＜参加者＞　東京都・神奈川県・千葉県在住の社会的養護下で暮らす高校3年生
＜参加人数＞　145名
＜開催場所＞　㈱資生堂汐留オフィス
＜プログラム＞

資生堂子ども財団は、「すべての子どもが笑顔にあふれ、自分らしく輝く社会へ」というビジョンのもと、2005年度から毎年春に、東京都・神奈川県・千葉県に住む児童養護施設や里親等のもとで暮らす高校3年生を対象に「社会への巣立ちフェスティバル」を実施しています。今年度で13回目を迎えました。
本フェスティバルの参加対象者の多くは、高校卒業後、施設や里親のもとから巣立ち、一人で生活を営みながら、就職や高等教育進学の道に進みます。18歳で自立を余儀なくされる若者にとって、新しい環境で自分の生活を整えることは、決して容易ではありません。

資生堂子ども財団は、「志を共にする仲間とつながり、子どもたちの生きる力を支援する」というミッションのもと、6つの企業と協働し、「社会への巣立ちフェスティバル」の参加者の高校卒業と新しい門出をお祝いしました。本記事では、当日の様子を写真とともにお届けします。

＜講座や物品提供いただいた企業のみなさま＞
株式会社AOKI、エバラ食品工業株式会社、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社、
資生堂ジャパン株式会社、株式会社資生堂パーラー、株式会社資生堂

「着こなし講座」と「身だしなみ講座」を通じて、参加者はプライベートのおしゃれではなく、社会人としての身だしなみを学びました。
（写真1枚目は「着こなし講座」、2枚目は「身だしなみ講座」の様子）

参加者は食の講座「考えよう！食生活　やってみよう！簡単レンジ調理」を通じて、食の大切さや、時間がなくても簡単に美味しい料理を作る方法を学びました。

そのほか、お金の知識を学ぶため、「家計管理の必要性」という動画も視聴しました。

＜講座を受講した参加者の声＞
・今回の講座の内容はすべて明日から使える事ばかりで、とても良かったです（Aさん）
・参加者の人やスタッフの方と楽しく交流や学びができて、新生活に対する不安が減りました！ありがとうございました（Bさん）

株式会社AOKIにプレゼントされたスーツを身に纏い、身だしなみを整えて素敵な姿に変身した参加者を、プロのフォトグラファーが撮影。撮影した写真は株式会社資生堂ビューティークリエイションセンター所属の成田 久さんに作成いただいた素敵な写真台紙にセットし、参加者に卒業祝いとしてプレゼントしました。そのほかにもお土産として、エバラ食品工業株式会社や株式会社資生堂パーラー、資生堂ジャパン株式会社の自社製品が贈られました。

資生堂子ども財団は、参加されたみなさんの4月からの新しい生活が充実したものになるよう願っています。

昨年度の様子はこちらからご覧いただけます。