6月1日(木)、株式会社資生堂汐留オフィスにて、こども家庭庁に対し、2022年11月に実施したオーストラリア研修の報告会を実施しました。
研修団員4名がオーストラリアの概要から児童福祉の歴史、そして視察先について報告しました。1780年代から現在までのオーストラリアにおける児童福祉の歩みを踏まえながら、先住民など多様な背景を抱える児童への支援機関や方法について説明されました。その報告を踏まえ、「多様性」、「権利教育」、「早期からの子育てサポート」という３つの点について、オーストラリア視察から得た学びを支援の現場にどう還元できるか、さらに日本全体で取り組むべきは何かを述べ、研修のまとめとしました。

＜報告会概要＞

質疑応答の時間では、オーストラリアにおける官民の権利擁護機関間の連携、子どもの安全を守るためのリソースの活用方法、里親委託の現状と内包する課題への対応方法、居場所のない10代への住宅支援などについて質問が寄せられました。質問に対して研修団も熱を込めて応じ、ディスカッションが盛り上がりました。
最後の講評では、こども家庭庁より、有意義な研修であったことが察せられる報告であったとの評価の言葉のほかに、研修での学びをこれからしっかり発信するとともに、実践で活かしてほしいという団員への期待が寄せられました。

第47回海外研修については、報告書にまとめていますので、是非ご一読ください。