2023.03.08
自立支援セミナー
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2022年度スターターズセミナー2回目開催報告
自立支援講座スターターズセミナー2回目は、実会場(対面)で下記内容で実施しました。
1回目のスターターズセミナー開催報告はこちらから
※2022年度スターターズセミナーは、6つの講座を2日間コースで行っています。
※セミナー参加対象者は、下表の地域の社会的養護下で暮らす高校3年生です。
<スターターズセミナー2回目 詳細>
地域 | 時期 | 参加人数 |
茨城 | 1月22日(日) | 児童25 職員18 計43名 |
愛知 | 1月28日(土) | 児童56 職員27 計83名 |
岐阜・滋賀 | 1月29日(日) | 児童36 職員20 計56名 |
<講座提供> 特定非営利活動法人 NPO STARS
<講 師> 山口 修平氏
本講座ではテキストを使用したレクチャーのほかに、他者と交際するまでのプロセスを順番に組み立てるグループワークや、参加者同士がコップの水を交換し合い、性感染症の拡がりを疑似体験する実験などを通じて、妊娠や避妊など性の知識について学びました。山口氏は、ネットに溢れる不確かな情報を鵜呑みせず正しい知識を身に着けることや恋愛で悩みを抱えたら信頼できる大人に相談することが大切だと参加者に呼びかけました。
<参加者の感想>
性交は相手を大事にすることで初めて成立するものだと感じました。 今まで習わなかったことなので勉強になりました。もし一人暮らしで性について悩んだ時は施設の職員に積極的に相談しようと思いました。
<講座提供> 株式会社リクルート
<講 師> 染谷 好男樹氏
本講座ではこれまでの経験から自分の強みを見つけ、分析することから始まりました。「自分に強みなんかない」と筆が進まない参加者もグループワークを通じて、グループメンバーから「あなたってここが強みだと思う」と沢山褒めてもらうことで、自分では気付かなかった強みに気づくことができました。その後、自分らしさを30秒の文章に仕上げた参加者は、セミナーの最後に全員の前で堂々と発表しました。緊張で顔がこわばっていた参加者もスピーチを終えた後は、自信に満ち満足な表情を見せてくれました。
<参加者の感想>
自分の強みをワークシートを通して理解することができ、最終的にみんなの前で自信を持って発表できたのですごく良かったです。自分の成⾧を感じられました。
<講座提供> 株式会社AOKI
<講 師> 小野 太郎氏
「人の第一印象は約6秒間で決まってしまう」という第一印象の大切さから講義が始まりました。参加者が社会に出た際にその6秒間で相手に好印象を与え、人間関係を円滑に進めるための身だしなみの重要性やスーツの着こなしを学びました。参加者は株式会社AOKIからプレゼントいただいたスーツに身を包み、本講座に参加しました。セミナーの最後には着用しているスーツの着こなし、特に着丈のチェックやネクタイの結び方について、小野氏から丁寧なアドバイスが送られました。
<参加者の感想>
スーツにもさまざまな種類、着方があることを知れました。ネクタイの締め方も学ぶことができたのでよかったです。
<講座提供> 資生堂ジャパン株式会社
<講 師> 茨城会場 小野沢 清美氏 小島 智子氏
愛知会場 小笠原 みどり氏 草野 博子氏
岐阜・滋賀会場 石田 知子氏 東沢 ゆかり氏
机に並べられたさまざまな化粧品に開始前から興味津々な子どもたち。資生堂ジャパン株式会社による本講座では、アイスブレイクとして色の楽しさを学ぶ「色と心」を受けた後、基本のスキンケアからメイクアップ(女性用講座のみ)、ヘアケア、そして笑顔の練習まで一連の実習を行いました。
男性用身だしなみ講座では、参加者がパックをつけ肌を休めるシーンや、ワックスを使って清潔感のあるヘアスタイルを練習する時間がありました。女性用身だしなみ講座では、お化粧が初めての参加者も講師のサポートを受けながら化粧下地から口紅まで全ての工程を実習し、プライベートの化粧との違いを学ぶことができました。
<参加者の感想>
私が普段しているメイクとは全然違って慣れませんでしたが、誰からも清潔に見えるメイクを覚えたので大事な場面で活かしていきたいです。
<講座提供> 特定非営利活動法人 NPO STARS
<講 師> 山口 修平氏
本講座は、子どもたちが「身だしなみ講座」と「着こなし講座」を受講中、引率職員の方々に向けて開講されました。「児童福祉施設や里親のもとで暮らす子どもたちを性被害から守るために、何を知るべきか、何ができるか」という観点で山口氏にお話しいただきました。
<参加者の感想>
性教育という正直教えにくい分野である為、他の職員任せになってしまう現状があります。今回URLやQRをご教授頂きましたので施設内で共有し、施設内の性教育の質を向上できたらと思います。
性教育の考え方が変わりました。知らないことがあり学びになりました。子どもたちにどのような背景があり、どのような経験をして今どうなのかと具体的に考えれるようになりました。私も出来なくて、理解が難しくて当然。その中でどのような支援が必要かと日々、行ってます。
子どもたちが希望をもって生きていける社会の実現を目指し、
資生堂子ども財団とともに子どもを支える仲間を探しています。
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