2022.12.08
自立支援セミナー
2022年度スターターズセミナー1回目開催報告
自立支援講座スターターズセミナー1回目は、オンラインで下記内容で実施しました。
※2022年度スターターズセミナーは、6つの講座を2日間コースで行っています。
※セミナー参加対象者は、下表の地域の社会的養護下で暮らす高校3年生です。
地域 | 時期 | 参加人数 |
岐阜・滋賀 | 10月16日(日) | 児童61 職員31 計92名 |
愛知 | 10月29日(土) | 児童41 職員15 計56名 |
茨城 | 11月 6日(日) | 児童30 職員18 計48名 |
<講座提供> 株式会社リクルート
<講 師> 笠松 美香氏(『SUUMO』副編集長)
本講座では、来春、高校卒業と同時に施設や里親のもとから自立して一人暮らしをした際に困りごとやトラブルに巻き込まれないよう住まいに関する基本知識について講義していただきました。参加児童は、住まいにかかる費用(家賃、共益費など)や間取り、物件探しのポイントだけではなく、一人暮らしに大切な防犯知識や、ハザードマップの紹介など災害に備えるための知識も学ぶことができました。
<参加者の感想>
女性の一人暮らしは狙われやすいと聞いて、自分が一人暮らししたときには、不用意に誰かを部屋に入れないようにしたり、女性が一人で暮らしているのがわからないようにしたいと思いました。
<講座提供> SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
<講 師> 岡田 由紀氏(新宿お客様プラザ主任)
社会的養護の子どもたちに「自立生活での不安は何ですか?」と聞くと、圧倒的に「お金のこと」と答えが返ってきます。本講座では、これまでは施設や里親さんに任せていたお金の管理ですが、自立後は自分自身でできるようにするための基礎知識について講義していただきました。給与明細の見方、1カ月の家計のシュミレーション、貯蓄の方法などをクイズを交えながら楽しく学びました。また近年トラブルが急増しているフィッシング詐欺などのトラブルに巻き込まれないためにはどうすればよいか、お金を貸してほしいと言われた時の断り方なども学ぶことができました。
<参加者の感想>
ワークシートに記入した自分の家計は、被服費が最も多かったです。貯金の大切さも学んだので、もらったお給料をすべて使わないように気を付けようと思いました。
子どもたちが希望をもって生きていける社会の実現を目指し、
資生堂子ども財団とともに子どもを支える仲間を探しています。
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