2024.11.05
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Webマガジン「世界の子ども福祉~実践と未来~」を創刊しました
公益財団法人 資生堂子ども財団は、Webマガジン「世界の子ども福祉~実践と未来~」を創刊しました。日本に約4万2千名いる「社会的養護※のもとで暮らす子ども」の育ちに携わる方々を中心に、広く有益な情報をお届けするデジタルコンテンツです。
創刊第1回のテーマは、「アドボカシーと子どもの権利」です。
是非、ご一読ください。
※ 社会的養護とは、保護者のない児童や、保護者に監護させることが適当でない児童を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うこと。出典:こども家庭庁 (https://www.cfa.go.jp/policies/shakaiteki-yougo/)
資生堂子ども財団は1972年の設立当初より、日本の児童福祉のさらなる発展を企図し、「資生堂児童福祉海外研修」や情報誌「世界の児童と母性」を通じて、諸外国の児童福祉情報の収集および発信に注力してきました。昨今のメディア環境の変化に対応するため、紙媒体による発信を行ってきた情報誌「世界の児童と母性」は2022年に休刊しました。今後、デジタルで質の高い児童福祉情報をより多くの方にお届けしたいという想いにより、後継企画として誕生したのが、「世界の子ども福祉~実践と未来~」です。
専門家の監修のもと、現代の児童福祉分野において特に関心の高いトピックをテーマとして取り上げます。
資生堂児童福祉海外研修の修了者や海外事情に詳しい専門家が、研修での学びを活かした日本の現場での実践事例や各国の児童福祉の取組みを紹介するほか、日本の児童福祉のあり方を考察します。
デジタルデバイスでの読みやすさを意識し、コンパクトなボリュームで情報をお届けしています。
2024年は、日本が「子どもの権利条約」に批准してから30年目となります。今年に入り、改正児童福祉法が施行され、子どもの意見聴取等措置や子どもの権利擁護に係る環境整備に関する取組みが本格化しています。第1回では、アドボカシーを中心に、海外の子どもの権利擁護に関する制度や児童福祉の現場における具体的な取組みを紹介しながら、日本の現状と課題を見直し、今後のあり方を見据えます。
川﨑 二三彦氏(子どもの虹情報研修センター センター長)
タイトル |
執筆者 / 肩書 |
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1.カナダの子どもアドボカシーはここまできている | 菊池 幸工氏 第41回(2015年度)カナダ研修コーディネーター |
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2.カナダでの学びを踏まえた日本における取組み―児童福祉施設におけるフォーマルアドボカシー |
中村 有生氏 |
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3.オーストラリアにおける政府~現場におけるさまざまなレベルのアドボカシー |
杉山 亜佳音氏 |
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4.ニュージーランドに学ぶ、声を変革につなげるアドボカシー |
作田 惇人氏 |
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5.声をあげることが、クレームにならない社会へ―ベルギー視察を通して |
大塚 斉氏 |
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6.子どもの権利をめぐる日本の動き |
川﨑 二三彦氏 |
上記表内の「研修」とは、「資生堂児童福祉海外研修」を指す。
「世界の子ども福祉~実践と未来~」の創刊についてニュースリリースでもお知らせしました。
子どもたちが希望をもって生きていける社会の実現を目指し、
資生堂子ども財団とともに子どもを支える仲間を探しています。
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